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【今すぐわかる!】インターネットの快適な速度の目安と遅いときの対処法を解説

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「インターネットって速度によって、どこまでのことができるの?」

「今使ってるインターネットの速度って『遅い』の?対処法ってあるの?」

こんな疑問を解決します。

インターネットの速度というと、見慣れない言葉が多く「インターネット云々はよくわからない」となってしまう方が多いと思います。 確かに、少し知識がないとわかりにくいところもあると思います。

しかし、この記事では、難しいところをとにかくわかりやすく解説したので安心してください。

どのくらいのインターネット速度で何ができるか、その測定方法、さらには遅いときの対処法まで解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

(記事の最後で、インターネットの速度に関するよくある質問にお答えしています)

インターネットの利用に快適な速度の目安

ここでは、インターネットの速度ごとに、快適にできることの目安をまとめて紹介します。

インターネット利用における用途別の快適な速度の目安

インターネットを利用するときの快適な速度の目安を、用途別にまとめました。

【インターネットを快適に使える速度の目安(下り)】
速度の目安 利用用途
1Mbps ホームページの閲覧、メール受信
3Mbps YouTube動画(中程度の画質での視聴:720p)、ビデオ通話
5Mbps YouTube動画(高画質での視聴:1080p)、オンラインゲーム(スマホ)
100Mbps オンラインゲーム(パソコン)、4K動画の再生
【インターネットを快適に使える速度の目安(上り)】
速度の目安 利用用途
1Mbps メールなどのテキストメッセージ送信、お問い合わせフォームなどの送信
3Mbps SNSの写真投稿、ビデオ通話などの映像送信
10Mbps SNSの動画投稿、YouTubeなどのライブ配信
100Mbps オンラインゲーム(パソコン)

なお、下り(ダウンロード)と上り(アップロード)とは、

  • 下り:Webサイトを開くこと、動画を見たりダウンロードしたりすることなど
  • 上り:メールを送信すること、YouTubeに動画を投稿することなど

ということです。

単位は「bps」で「ビーピエス」と読み、「1秒間に転送できるデータの量」を意味します。kbpsは1,000bps(1秒に1,000ビット転送可能)、Mbpsは1,000kbpsになります。

動画視聴時に推奨されているインターネット速度

上で、動画を視聴する際には3Mbps~5Mbpsと紹介しましたが、動画サイズなどによっては快適に利用するために必要な速度が異なります。

ここでは、「信頼性の高いデータを」ということでNetflixにて推奨されているインターネット速度について紹介します。

動画視聴時の快適なインターネット速度について詳しく知りたい方は、下記の表を参考にしてください。

【Netflixで推奨されているインターネット速度】
推奨程度 インターネットの速度
ブロードバンド接続*1に必要な最低接続速度
0.5Mbps
ブロードバンド接続*1に推奨される接続速度
1.5Mbps
SD画質*2に推奨される接続速度
3.0Mbps
HD画質*3に推奨される接続速度
5.0Mbps
UHD画質*4に推奨される接続速度
25Mbps

出典:推奨されるインターネット接続速度 │ Netflix │ ヘルプセンター
*1:光回線接続やADSL接続など、ナローバンド接続ではないもの
*2:640×480ピクセル
*3:960×720~1,920×1,080ピクセル
*4:3,840×2,160ピクセル

インターネットの速度をテストできる測定サイト4つの比較

インターネットの速度は、測定サイトを使って簡単に測れます。 ここでは、4つのサイトを厳選して紹介していきます。

測定サイトを機能と特徴で比較した結果

操作が簡単で、表示がわかりやすく、測定方式の信頼性の高いものを4つ選び、機能と特徴で比較しました。(どのサイトも、スマホでも測定できます)

【測定サイトの機能と特徴での比較】
測定サイト 上下速度 Ping値* 特徴
Fast.com

・サイトを開くと自動で測定開始 ・結果表示がわかりやすい

みんなのネット
回線速度

・地域ごとの平均速度がわかる

・回線ごとの速度ランキングがわかる

・上下、Ping値だけでなくジッター値も測れる

Radish Network
Speed Testing

・データが詳細まで出る

・測定時、東京と大阪のどちらのサーバーを使うかを選べる

Speedtest
by Ookla
操作が簡単

*:Ping値は、サーバー間で行われる情報伝達にかかる時間で、オンラインゲームなどをするときに大きく影響する(低いほどすぐれている)

続いて、各サイトを詳しく紹介していきます。

各測定サイトの詳しい紹介

ここでは、実際に筆者が測定した結果を載せながら各サイトを紹介します。

Fast.com

  Fast.com画面出典:Fast.com測定

サイトを開いた瞬間に測定が始まり、どこのサイトよりも簡単に、そしてすぐに測定が終わります。

画面も見やすく、さらにNetfixが運営しているサイトなので、信頼できますね。

(2018年1月までに5億回の測定実績)

画面中央の大きな数字が下り、右下が上りの速度を表します。

レイテンシは「通信にどのくらいの時間がかかるか」ということで、Ping値*であらわされます。

なお、アンロード済みレイテンシとは、ネットワークに他のトラフィックが存在しない際に、要求が出されてから応答が帰ってくるまでのデータの往復時間です。

それに対してロード済レイテンシは、ネットワーク上でデータ使用量の多いアプリケーションを使用中の場合における、データの往復時間を意味します。

みんなのネット回線速度(みんそく)

  みんなのネット回線速度画面出典:みんなのネット回線速度測定

みんそくは、とても特徴的な測定サイトです。

  • 地域ごとの平均速度を検索できる
  • 上下、Ping値だけでなく、ジッター値を測れる
  • 回線ごとの速度ランキングを利用できる

地域ごとの平均速度を検索でき、回線ごとの速度ランキングもわかるのは、特に回線の新規契約、乗り換えを検討されている方にとってはうれしいですね。

住んでいる地域、回線タイプ、契約回線などを入力すると、その地域、その回線での平均速度がわかるのです。 この記事で紹介するサイトの中では唯一、ジッター値も測れます

< ジッター値とは? >
ジッター値とは「Ping値のブレ(単位はms)」のことで、オンラインゲーム使用時に影響のあるものです。
低いほど接続状態がいいということになります。測定前に簡単に住所などを入力する必要がありますが、登録作業ではなく、地域ごとの平均速度やランキングのためのデータ収集なので、利用者も協力しながら信頼性の高いサイトを作っているというイメージですね。

Radish Network Speed Testing

  Radish Network Speed Testing画面出典:Radish Network Speed Testing画面

※RTT:通信にどのくらいの時間がかかるか

この記事で紹介している測定サイトの中で、もっとも詳細なデータまで測れます。 グラフの「RTT」についてですが、

  • 測定前RTT:ブラウジングしているときの応答速度のブレ(負荷がかかっていないとき)
  • 測定中RTT:速度測定を行ったときの応答速度のブレ(負荷がかかったとき)

を表します。

つまり、RTTは通信にどのくらいの時間がかかるかを表す数値なので、オンラインゲームをする際に大きく影響します。

RTTの測定前・測定中の結果が出ていますし、さらにグラフで見やすくまとめてくれているのはうれしいですね。

また、測定のために東京と大阪にある測定用サーバーのどちらを使うかを選択し、より正しいデータをとれるようになっているのも使いやすいですね。

Speedtest Olkla

  Speedtest by Olkla画面出典:Speedtest by Olkla画面

ホーム画面中央の「開始」ボタンをクリックするとすぐに測定が開始され、数秒後には完了します。

操作が簡単なのが最大の特徴です。

ただし、使用時に画面の上下左右に広告が出てくるので、画面全体としてはごちゃごちゃして見えました。

(上の写真はトリミングしてます)

測定サイトを使って測った結果のまとめ

各サイトで測定した結果をまとめました。

 
測定サイト 下り 上り Ping値*
Fast.com
21Mbps
18Mbps
9-79ms
みんなのネット
回線速度
21.32Mbps
27.35Mbps
12.81ms
Radish Network
Speed Testing
18.68Mbps
22.03Mbps
細かくRTTを測れる
Speedtest
by Ookla
18.69Mbps
20.51Mbps
31ms

*:単位はms(ミリ秒=1/1000秒)

全体的にみると大きな差はないようです。

(「みんそく」の上りの数値がやや大きめに出たので、複数回測りましたが、同じ傾向でした)

これらの結果を踏まえ、また、実際の使用感も参考にしていただき、用途に合った測定サイトを選んでいただければと思います。

なお、「筆者が測定したときのインターネット環境」と「測定結果に影響する要因」を下記に記載します。こちらも参考にしてみてください。

【測定時のインターネット環境】
インターネット回線 ドコモ光
最大速度 上り下り/最大1Gbps
プロバイダー ANDLINE
接続方式 IPv4 PPPoE
パソコン製品名 Lenovo YOGA 720-12IKB
プロセッサ Intel(R)Core(TM)i5-7200U CPU
@2.50GHz 2.71GHz
無線ルーター NEC Aterm WG1200HS
(最大:5GHz帯は867Mbps、2.4GHz帯は300Mbps*)

*:2.4GHz帯で実施

【測定結果に影響する要因】

  • 測定サイトへのアクセス数の混雑により遅れる
  • 測定サイトのサーバー設置場所が違う(サーバーまでの距離が遠いと速度が遅く出る)
  • 測定サイトのサーバーまでの経路が違う
  • 測定サイトによる測定のためのコンピューターのスペックが違う

「測定結果と使用感が一致しない」理由は、これらの要素が複雑に関係し合っていることです。

「インターネットが遅い」と感じたとき、速度を測りながら、この記事で紹介する対処法を実践することで改善につながるので、ぜひ試してみてくださいね。

インターネットの速度が遅い原因と対処法

「ネットが遅い!」 というのは誰もが経験のあることだと思います。

インターネットが遅い主な原因には以下のようなものがあります。

  • インターネット回線やプランの問題
  • 周辺機器の問題
  • 使っているパソコンの問題

インターネット速度を上げるために必要な対処法を紹介します。 ひとつひとつ試してみてくださいね。

インターネット回線やプランの問題

インターネットの速度を重視する場合は、以下のポイントを参考にしてください。

  • 回線の最大速度
  • 戸建てか集合住宅か
  • IPv6に対応しているか

以下、それぞれ解説します。

回線の最大速度

回線にはいくつかの種類がありますが、光回線は、ADSLやモバイルWi-Fiに比べて圧倒的に速度が速いので、速度を求める方は、光回線を検討しましょう。

回線速度を見るときのポイントは3つです。

  • 提示されている最大速度
  • IPv6に対応しているか
  • その回線の契約者数

インターネットの速度は、提示されている最大速度以上は出ません。

NURO光公式ホームページ
出典:NURO光公式ホームページ

例えばこのような表示があれば、2Gbps以上は出ない、ということです。

だから、まずは最大速度を確認しましょう。

(回線速度以外にも様々な要因が関係することも、この記事で解説します)

光回線では、多くのものが「最大1Gbps」となっていますが、回線、プランによっては、auひかりやNURO光など、最大で1Gbpsを上回るとなっているものもあります。

ただし、料金が高かったり、利用可能エリアに制限があったりもするので、よく確認するようにしましょう。

また、その回線がIPv6に対応しているかも重要です。

IPv6にしたら速度がかなり上がったという口コミばかりですね!

(IPv6については、IPv6に対応しているかをご覧ください)

IPv6 IPoEという通信方式で契約をすれば、夜の通信が混みやすい時間帯なども関係なく、快適な通信速度を維持しやすくなります。

ただし、PC、ルーターなどはもちろんですが、回線やプロバイダー自体もこれに対応していなければIPv6 IPoEで通信できません。

どんなに通信速度の最大値が高くても、「夜はネットが止まりやすい」となってしまっては、不便ですね。

回線がIPv6に対応しているかどうかもきちんと確認しましょう。

最後に、回線の契約者数ですが、NTTの回線以外の回線を持っている業者との契約も検討しましょう。 回線業者のシェアは、NTTが全体の「67.6%」にもなっており、回線の混雑の一因になっています。

「光コラボ」というサービスを聞いたことがある方はいると思いますが、それはNTTが持っている「フレッツ光」の回線を、他の事業者(プロバイダーなど)に貸し出して「光コラボ」という事業態で運営しているものです。

【光コラボのイメージ】

  NTT西日本公式ホームページ│光コラボイメージ出典:NTT西日本公式ホームページ

OCN光、ドコモ光、ソフトバンク光、So-net光などはすべてフレッツ光と同じ光回線を使っている「光コラボ」の事業者です。

フレッツ光の回線は、国内の広い地域で利用できますが、多くの業者が同じ回線を使っているため「回線の混雑」が起こりやすくなっています。

ただし、「光コラボ」事業者以外の回線には、NURO光、auひかり、eo光などがありますが、カバーしている地域が限られるなどのデメリットもあるので、求める速度と用途を考えて選びましょう。

戸建てか集合住宅か

集合住宅だと通信速度が遅くなることがありますが、それは、戸建てと集合住宅では、光回線を部屋まで引っ張るときの配線方法が異なる場合があるからです。

【戸建て】

  戸建て光配線方式出典:BIGLOBE 光回線の工事ってどんなもの?期間や戸建てとマンションでの違いは?

光ケーブルを電柱から家に引き込み、そのままコンセントまで引っ張っています。(光配線方式)

【集合住宅】

  集合住宅光配線方式出典:BIGLOBE 光回線の工事ってどんなもの?期間や戸建てとマンションでの違いは?

一方で集合住宅では、光ケーブルを「共有スペース」に引き込み、各世帯のコンセントまでは電話回線で引っ張るという方式をとっているところもあるのです。

この仕組みをVDSL方式と呼びます。(集合住宅でも光配線方式のところもあります)

ただ、よく宣伝されているように光回線の「最大速度が最大1Gbps」だったとしてもVDSL方式だと大きく限定されてしまうので注意しましょう。

  • 光配線方式:最大1Gbps
  • VDSL方式:最大100Mbps

「あれ?最大1Gbpsじゃないのか…」と思いますが、VDSL方式だと最大速度が100Mbpsになってしまうのです。

ルーターのスペックなどによっては、さらに速度が遅くなってしまうかもしれないので、ここにも注意しましょう。

光配線方式での契約が可能かどうかを事前にできるサイトもあるので、参考にしてみてください。

ここにはフレッツ光とauひかりのサイトを紹介しておきます。

「フレッツ光」で配線方式を事前に確認
「auひかり」で配線方式を事前に確認

なお、光配線方式かVDSL方式かは基本的に建物によって決まっていますが、管理者に交渉すればVDSL方式から光配線方式にする許可が下りる場合もあります。

一度、管理者に問い合わせるのがいいでしょう。

IPv6に対応しているか

「夜はいつもネットが遅いなぁ…」と思った経験のある方は多いのではないでしょうか。

これが、回線の最大速度で解説した「回線が混む」ということですが、接続方式をこれまで主流だった「IPv4 PPPoE」から「IPv6 IPoE」に変えることで改善できます。

【イメージ図】

   IPv6サービス出典:@nifty IPv6サービス

IPv6 IPoEなら、自動的に混んでいない回線を選んで接続してくれるので、「時間帯によって速度が遅くなる」という状況が改善できます。

ただ、IPv6 IPoEにもデメリットや条件があるので知っておいていただきたいです。

IPv6 IPoEのデメリット

IPv6 IPoEのデメリットは、「IPv6対応のサイトしか見ることができない」ということです。

IPv6対応のサイトは、2019年11月現在、主に以下の通りです。

  • 検索エンジン:Google
  • SNSサイト:Facebook、Instagram
  • 動画サイト:YouTube、Netflix、Abema TV、DAZN

IPv6対応サイトは全体の1割未満だと考えられ、Amazonや楽天市場などの有名ショッピングサイトですら対応していない状況です。

IPv6はまだまだ発展途上なのです。

(IPv6ユーザー自体が全体的には少なく、急な対応は必要ないという見方があるからです)

ただし、IPv6のこうした弱点を補う「IPv6 IPoE+IPv4」や「v6プラス」というサービスもあります。

これらは、自動的にIPv4 PPPoEとIPv6 IPoEを使い分けて接続してくれるので、検討してみてはいかがでしょうか。

IPv6 IPoE(IPv6 IPoE+IPv4やV6プラスも含む)の条件

IPv6 IPoEにする条件としては、「各種機器等がIPv6などに対応」していなければなりません

  • 回線業者、プロバイダーが対応しているか
  • モデムやルーターが対応しているか
  • パソコンで使っているOSが対応しているか

これらすべてが対応していてはじめて使えるようになりますが、インターネットの速度が安定するのは本当に大きなメリットです。

条件を満たせるようにきちんと確認しましょう。

周辺機器の問題

「インターネットが遅い」、「つながらない」と感じる時に確認すべき周辺機器は、以下の4つです。

それぞれのチェックすべきポイントと改善方法などについて解説します。

周辺機器の全体的なスペック

周辺機器のスペックによっては、通信速度に大きく制限を受けるのでよく確認するようにしましょう。

特に、以下の3つが重要です。

  • 無線ルーター
  • LANポート
  • LANケーブル

それぞれの規格は以下の通りです。

【無線ルーターの規格】
規 格 最大通信速度
IEEE802.11a
54Mbps
IEEE802.11b
11Mbps
IEEE802.11g
54Mbps
IEEE802.11n
600Mbps
IEEE802.11ac
6.9Gbps
IEEE802.11ad
6.8Gbps

詳しくは無線ルーターをご覧ください。

【LANポートの規格】
規 格 最大通信速度
10BASE-T
10Mbps
10BASE-TX
100Mbps
1000BASE-T
1Gbps
1000BASE-TX
10Gbps
【LANケーブルの規格】
規 格 最大通信速度
CAT5
100Mbps
CAT5e
1Gbps
CAT6
1Gbps
CAT6a
10Gbps
CAT7
10Gbps
CAT7a
10Gbps
CAT8
40GBps

※CAT5e以上の規格はIPv6に対応しています。 詳しくはLANケーブルをご覧ください。

ここでは、機器ごとに最大通信速度が決まっているということに注意しましょう。

例えば、

  • 光回線の最大速度:1Gbps
  • 無線ルーターの規格:IEEE802.11a(最大速度54Mbps)
  • LANポートの規格:1000BASE-T(最大速度1Gbps)
  • LANケーブルの規格:CAT5e(最大速度1Gbps)

の場合はどうでしょうか。

この場合は、無線ルーターの最大速度によって制限されてしまいます。 回線速度がいくら速くても、周辺機器のスペック、規格によってはインターネットの速度が制限されてしまうのです。

これを踏まえ、回線の最大速度に見合った周辺機器を選ぶようにましょう。

無線ルーター

ルーターは、「再起動」でエラーや不具合が解消する場合があるので、まずは電源を入れ直してみましょう。

それでも不具合が直らない場合は、原因ごとに対処法をまとめたので、こちらを試してください。

 
原 因 対処法
ルーターの位置が悪い
ルーターの場所を変える
電波が干渉している
周波数を2.4GHzから5GHzに変える
オンラインゲームを
無線接続している
オンラインゲームには有線接続かゲーミングルーターを使う
ルーターの
スペックが低い
ルーターをスペックのいいものに買い替える

それぞれ詳しく説明していきます。

ルーターの場所を変える

ルーターの位置図出典:eo光公式ホームページ

無線ルーターの位置を少し変えるだけで、インターネットの速度が改善することがあります

電波が広がりやすく干渉しにくい場所、たとえば「見晴らしのいい場所」かつ「水槽や電子レンジを避けた場所」に置くようにしましょう。

オススメの設置場所は以下の通りです。

  • 壁やドアを挟まない
  • 他の家電製品の近くは避ける(特に電子レンジと相性が悪い)
  • 高さ1m~2mの位置(床置きしない)
  • 水槽の近くは避ける
  • ルーターの周りに物が多いところは避ける
  • 布やカバーを被せない(熱を持ちやすくなる)
  • 部屋の角に置かない(電波が広がりにくい)
  • 鏡や金属の近くは避ける(電波が反射してしまう)

場所を変えるだけで速度が大きく変わったという実体験もあるので、使うのに適した場所に変えてみましょう。

周波数を2.4GHzから5GHzに変える

ルーターは、電波干渉を防ぐために電子レンジなどの近くに置かない方がいいのですが、どうしても置かざるを得ないというときは、ルーターの電波の周波数を2.4GHzから5GHzに変えましょう

電子レンジなどの家電は2.4GHz前後の周波数の電波を使っていることが多いことから、ルーターが干渉しやすくなり、電波が安定しないからです。

2.4GHzと5GHzの特徴は以下の通りです。

  • 2.4GHz:電波干渉を受けやすいが、障害物(壁や床など)に強い
  • 5GHz:障害物(壁や床など)に弱いが、電波干渉を受けにい

こちらも用途に合わせて使い分けましょう。

オンラインゲームには有線接続かゲーミングルーターを使う

オンラインゲームには、一般的な無線LANルーターではなく、有線接続かオンラインゲーム専用のゲーミングルーターを使いましょう。

一般的なルーターでは、オンラインゲームを快適にできるほどの通信速度とPing値が出ず、プレイ中に止まってしまったり、動きが固くなることがあるからです。

プレイする場所が決まっているなど、有線接続でのプレイができるなら有線LANにしましょう。無線LANでないといけない状況であれば、オンラインゲーミングルーターを使うようにしましょう。

【ゲーミングルーターのイメージ】

  ゲーミングルーター イメージ図出典:ASUS公式ホームページ

無線ルーターをスペックのいいものに買い替える

周辺機器の全体的なスペックで解説した通り、通信速度がいくら速くても、ルーターのスペックによって、インターネットの速度は大きく下がることがあります。

インターネットが遅いと感じたら、ルーターをスペックのいいものに買い替えましょう。

ルーターの選び方のポイントは以下の6つです。

  • 何人でインターネットを使うか
  • インターネットを使う場所の広さ
  • 中継器で中継させることは可能か
  • 最大速度
  • ルーターが対応している周波数
  • IPv6に対応しているか

ルーターを使うシーンを具体的にして、用途に合った速度、周波数が出る製品を選びましょう。 なお、IPv6は、IPoEという接続方式を可能にします。

これによって、夜間など、回線が混み合い通信速度が遅くなるのを回避して、通信が安定するようになります。 (IPv6については【IPv6に対応しているか】で詳しく解説しています。)

LANケーブル

LANケーブルが原因でインターネットが遅くなっているとしたら、確認するところは3つです。

  • 差し込み口(コネクタ)の破損
  • ケーブルの断線
  • 回線に対応していない

「遅いな」と思ったら、まずは故障がないかどうかを確認しましょう。

回線に対応していないときは、規格を確認しましょう。

2019年11月現在、規格「CAT8」が最新ですが、最大速度1Gbps以上の光回線やIPv6を利用する場合は、CAT5e以上のLANケーブルを選ぶようにしましょう。LANケーブル赤枠部分に規格が印字されています(写真はCAT5e)

モデム(ONU)

モデムは、電話回線とインターネットをつなぐもので、ずっと電源を入れた状態で使われている方が多いと思いますが、高温になると通信速度が遅くなることがあります。

「熱いな」と感じたら、電源を切り、時間をおいてから電源を入れ直してみてください。

それでもインターネットの速度が戻らなければ、以下の電話番号に問い合わせましょう。

 
事業者 電話番号 受付時間
フレッツ光
(NTT東日本)
0120-00013 24時間、年中無休
フレッツ光
(NTT西日本)
0120-248995
(東日本エリアからは0120-248842)
24時間、年中無休
OCN光 0120-047-540 24時間、土日祝、年末年始は除く
ドコモ光 ・一般電話0120-800-000
・ドコモ携帯:113(局番なし、無料)
24時間、年中無休
ソフトバンク光 186+0800-111-2009 午前10時~午後7時、年中無休
au光 0077-7079 午前9時~午後11時、年中無休
eo光 ・昼間:0120-919-151
・夜間:06-7501-8617
・昼間:午前9時~午後9時、年中無休
・夜間:午後9時~午前9時、年中無休
NURO光 0120-300-260 午前9時~午後6時、年末年始は除く
So-net光 0120-80-7761 午前9時~午後6時、年末年始は除く

他に確認するポイントは2つです。

  • 対応している回線(ADSL、VDSL、光回線)
  • IPv6対応かどうか

まず、ご自宅に引いているインターネット回線に対応していないと使えません。 契約している回線タイプと接続方式を確認しましょう。

また、IPv6を利用する方は、「IPv6対応」のモデムを選びましょう。IPv6を使うにはモデム、ルーター、LANケーブル、パソコンの機器すべてを対応させる必要があります。

この2つさえクリアしていれば、あとは用途と値段との相談ですね。

使用しているパソコンの問題

意外な盲点ですが、パソコンのスペックは、動作の速さに直接影響するので忘れずにチェックしましょう。

チェック項目は、以下の4点です。

  • パソコンのスペックは用途に合っているか
  • OSは最新になっているか
  • ブラウザーのバージョンは最新になっているか
  • キャッシュが溜まっていないか

それぞれのチェック項目の対処法を解説していきます。

パソコンのスペックは用途に合っているか

パソコンは用途に合ったものを選びましょう。

テキストベースの記事の閲覧、メールなどのメッセージのやり取りから動画の視聴までいろいろな用途があります。

それぞれ必要になるメモリーやパソコンの性能を決めるCPUのスペックは、用途によって異なってきます。

用途に合ったパソコンがわからないという方は、パソコンの選び方がすぐに見つかるページをご覧ください。

OSは最新になっているか

OSは定期的に更新されるので、最新の状態にしましょう。

たとえば、Windows10 HOMEであれば、ここ数年の更新状況をまとめると頻繁に更新されているのがわかります。

 
バージョン リリース
1703
2017年4月11日
1709
2017年10月17日
1803
2018年4月30日
1809
2018年10月2日
1903 (2019年11月最新)
2019年5月21日

OSのバージョンは、「ホーム→設定→バージョン情報→Windowsの仕様」で確認できます。OSのバージョン情報こちらはWindows10 HOMEの例ですが、もしバージョンが古いのであれば、以下の公式サイトからOSを最新のものに更新しましょう。

※Safariは、Windows用Safariのアップデートの提供は停止されており、Windows用Safari 5.1.7がWindows向け最終バージョンで、サポートはすでに終了しています。

ブラウザーのバージョンが最新になっているか

検索結果を表示するのに必要なブラウザーですが、これが古いと検索速度が遅くなったり、保全上も不利になったりします。 更新して、最新版にしておくのがいいでしょう。

下記が日本で主に使われている4つのブラウザーの公式サイトURLです。

こちらから更新できるので、参考にしてみてください。 なお、初期設定では自動更新してくれるようになっているので、これを使うと更新し忘れることがなくなり、便利ですよ。

なお「Edge」は、Windows10の標準機能なので、Windows10の更新に合わせてアプデートされることになります。

気になる方は、Windows updateがすべて終わっているかを更新用の公式ページからご確認ください。

キャッシュが溜まっていないか

キャッシュとは、ブラウザが表示したページのデータを保存し、次に同じページを表示する際に一度目よりも速く表示する仕組みのことです。

ただし、キャッシュにはメリットだけではなく、デメリットもあります。

  • メリット:一度開いたことのあるページを再度表示する時に、より速く表示できるようになる
  • デメリット:ためすぎると、ブラウザの動作が遅くなる

インターネットを快適に使うためのキャッシュですが、定期的に削除しないと動作が遅くなってしまうのです。

キャッシュはブラウザごとに保存容量が決まっており、限界に達したら古いものから削除されていくようになりますが、その前に削除して快適な環境を維持しましょう。

主なブラウザーごとの削除方法を紹介します。

Google Chrome
  1. 画面右上メニューボタン→「設定」
  2. 「設定」画面下の「詳細設定を表示」
  3. 「プライバシーとセキュリティ」内の「閲覧履歴データを消去する」
  4. 削除したいチェックボックスをチェック、削除する期間を選択
  5. 「データを削除」
Internet Exproler 11
  1. メニュー内「ツール」の「インターネットオプション(全般)」を開く
  2. 「閲覧履歴」の「削除」
  3. 「閲覧の履歴の削除」画面内、削除するチェックボックスをチェック
  4. 「削除」
  5. 「選択された閲覧の履歴が削除されました」の表示の確認
Firefox
  1. 「メニュー」内の「オプション」
  2. 「詳細」内の「ネットワーク」
  3. 「キャッシュされたWebページ」→「今すぐ消去」
Safari
  1. メニューバー「Safari」の「環境設定」
  2. 「環境設定」画面の「詳細」
  3. 「メニューバーに開発メニューを表示」のチェックボックスをチェック
  4. メニューバーに追加された「開発」→「キャッシュを空にする」
Edge
  1. 画面右上メニューボタン→「設定」
  2. 「クリアするデータの選択」
  3. 削除したいチェックボックスにチェック→「クリア」

ここでは、ローカル(ネットにつながず、手動でパソコン内部のみを動かす操作)でキャッシュを削除する方法についてブラウザーごとに紹介してきました。

キャッシュ削除用のフリーソフトを用いる方法もありますが、データ保持の面でローカルで作業した方がより安全なので、こちらをオススメします。

インターネットの速度に関するよくある疑問をわかりやすく解説

ここではインターネットの速度に関するよくある疑問をわかりやすく解説します。

1Gbpsの表示が出ているのに、実際にはそんなに速度が出ていないのですが…

インターネットの速度について以下の質問がありました。

「プライベートネットワークの接続を開くと1G.Mbps出ると表示(画像添付)されるのですが、Googleからのインターネット速度テストしたら上り0.42下り0.44の計測になりました。iPhoneで繋いで速度計測すれば、上りが1.2だったり0.6だったりします。意味不明過ぎるので誰か助けてください。」

Yahoo!知恵袋 添付画像

この質問主の方は、自分のパソコンから確認して「1Gbpsの速度が出るはずなのに、遅いのはなぜ?」と質問しています。(パソコンでの確認方法は「設定」→「ネットワークと共有センター」)

しかし、この表示はあくまで「最大で1Gbpsの速度が出る可能性がある」という意味なので、実際はもっと遅いです。

インターネットの速度は、回線の理論値・各種機器・機器の配置状況・回線の混雑状況などの条件が複雑に関係してくるので、上のパソコン画面の表示通りにはいかないことがほとんどです。

インターネットの速度は高速なのに、ゲームでの反応が悪くて困っています。

オンラインゲームが快適に遊べる速度は100Mbpsですが、通信速度をクリアしていても、ゲームには「Ping値」が関連しているため、ラグを感じることがあります

ほとんどの人がラグを感じると言ってもいいかもしれません。

通信速度が「1秒間に送ることのできるデータの容量」を意味するのに対して、Ping値は「サーバー間で行われる情報伝達にかかる時間」を表し、単位は「ms(ミリ秒=1/1000秒)」です。

Ping値が小さいほどラグを感じることなくゲームができます。 そのためには、Ping値がどのくらいあればいいのかを紹介します。

Ping値の目安(測定サイトの値)
評価 推奨Ping値
かなり速い
0~14ms
速い
15~30ms
普通
31~50ms
遅い
51~100ms

また、ゲームタイプごとではこのようになっています。

Ping値の目安(ゲーム内測定の値)
ジャンル 推奨Ping値
FPS、TPS、格闘などの繊細なゲーム
15ms以下
MOBA、少し緩めなシューティングなど
30ms以下
MMORPG、MORPGなど育成や
対CPUがメインになるゲーム
50ms以下
将棋、囲碁、TCGなど
そこまでラグが気にならないゲーム
100ms以下

オンラインゲームをされる方は、上記の値を目安にしてみてください。

なお、「Ping値を低くしたい」という方は、この記事で紹介した通信速度が遅いときの対処法と同じ方法で改善できます。特に、Ping値への影響が大きいのは以下の4つです。

  • CATV(J:COMなど)回線、ADSL回線、テザリングを光回線に変える
  • 無線LANを有線LANに変える
  • 「6、6a、7」のLANケーブルを使う
  • (無線LANで行うなら)ルーターを買い替える

Ping値を確認しながら調整してみてください。

ただし、Ping値自体、サーバー間で行われる情報伝達にかかる時間なので、測定サイトのサーバーが異なるとその時間も変わってきます。

このため、測定サイトのPing値を、そのままゲーム使用時の体感に当てはめることはできません。 また、測定サイトでも10ms以下の数値が出ていれば、ゲーム内でも目立って遅くなることはありません。 測定サイトで10msというのを1つの目安として覚えておくといいでしょう。

まとめ

インターネット速度の目安、測定サイトの紹介、インターネットが遅い時の対処法などを紹介してきました。

測定サイトは、とにかく操作が簡単ですぐに速度をチェックできる「Fast.com」と、指定した地域の速度を検索できる「みんそく」がオススメです。

記事の通り、サイトごとに特徴があるので、用途に合わせて選んでいただけるといいと思います。 また、測定サイトを使えば、インターネットが遅い原因を見つけて改善することもできるので、記事を参考にしていただければ幸いです。

インターネットの速度は、さまざまな要因で遅くなりますが、この記事で紹介した全体像を見るとスッキリすると思います。

「ネットが遅い」と感じたら、この記事で紹介した速度の目安測定サイトを使いながら対処して、快適な環境でインターネットを使いましょう!

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